Take's Diary Channel

藤子F先生とディズニーと時々ITな一般市民のおぼえがき。書籍紹介多め

【書評】断言しよう、人生は変えられるのだ。【ジョン・キム】

もし、自分に見えている世界が理想とするような世界じゃなければ、それはきっとあなた自身に問題がある

こんにちは。たけちです。

先日友人に「このまま今の仕事ずっとやってていいのかなぁ・・・転職とか、、、そう!天職のための転職!なんてね!」

と相談したら無言でこの 『断言しよう、人生は変えられるのだ』 という本を差し出されました。

僕の真剣な気持ちが伝わったんでしょう。そのまま友人は何も言わず帰宅し、僕を一人にしてくれました。

あとあと話を聞くと「クソつまらんしめんどいから帰った。他意はまっっっっっっったくない」と言われ、深い友情を感じました。

話が逸れましたが、今日はその本について簡単に紹介したいと思います。

冒頭の引用にあるように、自分の見方を変えることができれば、世界は理想とするものにかわる。という考えのもと、ジョン・キム氏が執筆した本になります。

この本では8つの視点を見直すことで、今までとこれからを変えるきっかけを作ることが目的です。

そうです。はじめに言っておくとこの本を読んだからといって、自分の人生が急激に変わったりすることはまずありません。

この本を読めばわかると思いますが、読んだものを吸収し、自分の血肉にするためには思考と行動が不可欠です。ただ、その一助になるような本だと思うので、この記事を見て興味を持たれた方は一度読んでみることをお勧めします。

感情力

人間の命は、死ぬまでの借り物に過ぎない 感情がネガティブに揺さぶられることが、どのくらい貴重な人生の時間を損するか

そうなのです。人生において、死は確実に訪れる終わりであり、死ぬまでにどんなことを成してきたのかで幸福だったかどうかが決まると言っても過言ではないです。

今の命はいつ終わるかわからない。明日かもしれないし、5分後かもしれない。そういう感覚を強烈に感じることで、「今この時」 を最大限に深く生きることができるのです。

解釈力

ネガティブな要素を徹底的に洗い出す

環境や周りのせいで不利益を被った、という人がいるが、そうではないのです。

自分が変えることができるのは自分だけ。まずはその自覚を持ちましょう。持った上で、「起こりうるネガティブな要因を徹底的に潰し」ましょう。

人事を尽くして天命を待つ、という言葉があるように、自分にできることを全てやった、という気持ちがあれば、仮に失敗しても心の安寧は保つことができます。

また、失敗は反省を経て次の成功を導くこともできます。考え方次第で、失敗は良いことにもなりうると言うことを頭に入れておいてください。

読んだものを鵜呑みにしてはいけない 一番しびれました。書籍を読む時に「読んだものをそのまま受け止める」ことしかなかった自分ですが、本当の意味で読んだものを自分の血肉にするには、 自分なりの解釈 が大切だということに気づけました。

行動の伴わない思考は無力で、思考の伴わない行動は空虚

知識は知識でしかない。それを理解し、知識をある目的に向けて組み立てて、さらに新たな知識を生み出すのが知性。

そして知性に知恵が加わると、その知性は知恵へと消化されて行くのです。

感受力

沈黙を恐れるな、間をおいて話をせよ

相手の話に「なんか返さないと」と思い、すぐに反応してしまう人はたくさんいます。

自分もそうでした。しかし、沈黙は悪ではないのです。沈黙があり、少し思考して、賢い返答をする方がよっぽど生産的で、こいつはできるやつだ、と思わせることができます。

人と対立することは無意味である

自信のない人、不安な人が敵対することによって安心感を得ることは愚の骨頂だと思いました。

自分を信じ、自分を愛することができれば、自分自身の判断基準や、いわゆる芯のようなものが作られ、敵を作らなくても住むようになります。

要は、自分をもっと好きになってあげてください。あなたはあなたが思う以上に素敵な人なんですから。

目の前の地味な仕事をこなすことが成長の近道

職場環境や学校での交友関係等、理想的ではない環境にいると感じることは多々あると思います。じゃあ逆に本当に完璧な環境なんて存在するのでしょうか?

例えば、今の上司と合わないから転職をしても、次の会社では後輩が言うことを聞いてくれなかったり、他の要因で不満が出てくることは容易に想像できます。

たしかに、今の環境が最悪で、ちょっと変えたら少し良くなる、というケースはあるかもしれません。でもそれは根本的な解決になっていないことにお気づきでしょうか?

大事なのは今の状況で本当に努力し尽くしたのかどうかです。

目の前にある完璧ではない環境の中で、自分がどのような意味を出せるか、ということです。

まずやるべきは、本当に頑張り切ったのか今一度考えてみること。

そして、それでもダメだと思った時は、思い切って環境を変えてみる、という順でも、遅くはならないのではないでしょうか?

余裕が大事なのだ。余裕を持たなければ、人生は楽しめなくなる。生活の中で、精一杯にならないように気をつける。100パーセントではなく、7割くらいの力で過ごす。そして同時に、自分のキャパシティを大きくして行いく。自分の器を、思考力や感受力も大きくして行く。そうすることで、余裕はさらにおおきくなって行くのである。

対話力

できるだけ自分からしゃべらない

会話で大事なのは話す力じゃなく、聞く力。これは結構耳にするかと思います。

逆に、話すことで不利になることもあるのです。聞くことは観察すること、語ることは観察されることという意識を持ちましょう。

会話において、基本的には自分が主役に立ちたくなる。だが、そこをグッとこらえて相手を主役にしてあげる。

そのとき、自分は舞台演出になったつもりで会話相手に最高の演出をもたらすぞ。くらいの気概を持つようにすれば、いろいろな学びがあるでしょう。

15分ルール

誰かと会って話を聞いた直後は、喫茶店に入り、15分間、その人から学んだことをメモカードに書き留めるようにする。学びを得ても、時間が経つとすぐに忘れてしまいます。それをすぐに行動に移すことで頭に定着させるだけでなく、すぐに行動できる人になる練習までできるのでお得だと思います。ここで大切なのは、できるだけ短いフレーズで書くこと。ワンフレーズとかで落とし込むことでシンプルになり、自分の中に吸収されて行く感覚があります。

頭がいいふりをするのは、大きな損失であることを知っておいた方が良い

相手の言うことを自分が知っていたとしても、無知を装うくらいがちょうど良い。確かにその通りだと感じました。

語りたいことはたくさんあるけど、あえてかたらない 「あえて」という意識が当事者意識を生み、聞き役だったとしても自分主体でいることができると考えます。

人脈力

感動は、相手の期待を超えた時に生まれるものである 相手に何かする時は、相手の想像する結果+α してあげると喜んでもらえる。そういうことを繰り返すと、結果、与える人のコミュニティに属することができるようになるのです。

自分の強さがわかっている人間は、他者に対して何かを見せびらかそうとはしない

自分の力を大きく見せようとするのは人間として自然な行いだそうです。だけど、余裕のあるかっこいい人間は自分のことをひけらかさない。力を誇示しなくても自分でわかっているから。

そして、その風格は滲み出るのです。

大切な人から見返りを求めてはいけない 逆に言えば、「大切な人以外の人とはあまり付き合わないようにする」ということだと思います。

人と会う時、1回目はちゃんと心を開いて相手の話を丁寧に聞きます。しかし2回目はそうはしません。自分の中で熟慮を重ね、会うかどうかを決めます。厳選します。徹底的に差別します。

こんな書き方をすると誤解されるかもしれません。しかし、よく考えて見てください。自分が会いたくない人と会っている時間も、大好きな人と会っている時間も、同じ時間です。

だったら、大好きな人たちと過ごしている方が良いじゃないですか!

短い人生の中で、人と接することのできる時間は貴重です。その貴重な時間を会いたくもない人、面倒臭い人に取られているという意識を強く持たなければ、人生を終える時に後悔してしまうかもしれませんよ。人間関係では、ぜひ無理をせずに過ごして見てください。

時間力

人生を短くしているのは、自分自身である

生死観を持つことが大事です。

絶対に抗うことのできない死に直面した時に、終わりに向かっていると自覚している時に、人生のあらゆる瞬間にかけがえのない意味をあたえてくれるのです。

理想の時間の使い方を徹底的に意識する 「じゃあダラダラできないじゃん」と思うかもしれませんが、そうではありません。

何をするのかが大切なのではなく、どんな心構えで時間を過ごしているのかが重要なのです。

「この時間はだらだらする時間」と決めてダラダラすれば良いのです。そうすればあとで後悔することもないし、理想的な時間の使い方と言えるでしょう。一番やってはいけないのは、時間の垂れ流しです。

大事な2割を見極め、まず考える時間を作る 日々を「とにかく頑張ればいい」とするのではなく、きっちり、「どこを頑張るか」を最初に考えることで、効率的に仕事を行うことができます。

もう少し時間があったら、という言葉は使わない 自分のできる範囲で、いかに良い行動ができるか、ということに意識を集中させるべきです。1時間ではなく20分で集中してやろう。

しかもその20分で1時間分の成果をだそう。と自分で決意した時、パフォーマンスは初めて上がるのだから。

読書力

頂上を1センチ更新するつもりで本を読む 本を読んだ時、内容を理解するとともに。もう一つ、何か質問を投げかけてみてください。そうすることで、より良い読書体験が得られるはずです。本を読む前と読んだあとで、どう変わったかが本の価値だと著書にあるように、自分を変えるために自分に何か質問を用意する、という気持ちで読書して見てはいかがでしょうか?

選択力

不安に感じるのは「選択の自由」があるから

過去は過去の自分の選択の結果であり、未来はこれからの自分の選択の結果である。

と言うように、私たちの日常は無数の選択によって決定されていると言っても過言ではありません。

「勉強しよう・・・いや、ちょっとテレビ見ようかな?」というのも、一つの選択です。そうやっていくつも選択して、自分が納得する人生を築き上げて行きましょう!

結果ではなく、最善を尽くすことを目標にする

選択をする時に「あらゆる選択の中での最悪の状況を想定しておくこと」を心がけます。

そうすると、もし本当にそうなった時のための心構えができるし、そうならないような対策を練ることもできる。選択の前段階でのみ、圧倒的に悲観主義になっておくことを勧めています。

・選択において、著者は次の3つの判断基準が満たされているかどうかを自問するように言っています。 1. 選択が自分のものなのか?(主体性) 2. 自分が下した決断、選択がもたらす最終結果に対し、自分自身が全責任をとる決意があるか?(責任感) 3. その選択が、他者や社会の幸福に繋がるのか(使命感) これらが満たされる選択をすれば、自分の望む結果に近づきやすくなるでしょう。

愚かな一貫性より、懸命な柔軟性

自分の人生を、周りが決めた正解なるものに合わせ続けることで一生を終えてしまってよいのかどうか

選択とは、その他の全てを捨てること 安易に選択というけれど、それは、他の選択肢を全て捨てることに他なりません。

だからこそ、常に自分の人生の中で大切なことは何かと問い続け、それを先送りにしない人生を生きることです。

そういう人生であれば、人生は一度で十分のはず。

自分の人生は、誰にも侵すことのできない、絶対不可侵のものなのだから

まとめ

いかがでしたか?

今回は僕が感じて、良いなと思った点をまとめただけになっているので、もっと深く知りたいかたはぜひ本を読んで見てください。そして、できるならもう1つ何かを積み上げるように読んでみては?

ではでは〜