Take's Diary Channel

藤子F先生とディズニーと時々ITな一般市民のおぼえがき。書籍紹介多め

【ゲーム感想】名探偵ピカチュウ

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こんにちは。たけちです。

最近暖かくなってきて、ポカポカで春だなぁと感じていたら桜ももう散ってしまっていました。

時が経つのは早いものですね。

『名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜』がダウンロード開始されたのが 2016年2月3日 、今回私がプレイした完全版とも言える『名探偵ピカチュウが発売されるまでに、2回も桜が散っているのだと思うと、感慨も深くなりますね。

前置きはさておき、このゲームの感想をいつも通り述べていこうと思います。

どんなゲーム?

レイトン教授』シリーズや『逆転裁判』シリーズのような探索がメインのシステムになります。公式ではシネマティックアドベンチャーというジャンル(?)のゲームみたいです。

『名探偵ピカチュウ』のピカチュウは、探偵風の帽子を被り、自信に満ちた不敵な笑顔をしているぞ! いつものキュートなピカチュウとは、見た目も表情も随分違うよう・・・。 しかも人間の言葉を話し、憎まれ口を叩いて、コーヒーが大好き! さらに頭がキレる自称「名探偵」!? おせっかいなのに偉そうなピカチュウが、表情豊かに人間の言葉をしゃべる姿は、まるでおっさんみたい。この「名探偵ピカチュウ」とともに、物語を進めていこう! ( 名探偵ピカチュウより )

今作は普段のポケモンとは異なる本格的なサスペンスストーリーです。

ただ、難易度が比較的優しめ(ヒントが多めなので次にどこを探索するかがわかりやすい)なのでターゲットの年齢層は低めだと僕は考えています。

もしくはポケモンという世界観が好きだけどゲームはあまりやらない女性とかかな?

「なんで今日Switchじゃなくで3DSなの?」と思いましたが、上記の層はそもそも新ハードをすぐに購入しません。お子さんならクリスマスとかまで買えなかったりするだろうし、女性は据え置き(Switchは微妙だけど)を買わないと予想されるので。

とまぁそんな感じです。今作の個人的な見所は、月並みですがポケモンと共存する人間社会としっかりしたストーリー、映像」だと思います。

あのヘンテコな性格のピカチュウが気にいる方なら、ゲームも楽しめるでしょう。

よかった点

  • 名探偵ピカチュウのキャラ
  • ムービー(画質は3DSだから許容。というか頑張ってる)
  • 世界観

かな。タッチしてピカチュウの反応を見るのが毎回楽しかった。喋れるって設定もいいなと!

様々なポケモン(本シリーズだとあまりフィーチャーされないような)も多く出てきていて、見てて楽しかった。本当に映画を見ているような感覚

ゲームとして気になった点

はい。この記事で本当に書きたいことはここに集約されていると言っても過言ではありません。

このゲーム、上記であげたよかったところ以外ストレスでした。ただしこれは個人の感想、かつたけちがプログラマーで、口うるさい大人だからという点は付け加えておきます。決してゲーム自体を否定するわけではありませんのであらかじめご了承ください。

  • 『名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜』の時のデータを引き継げるのは良いけど、タイトルメニューで「はじめから」と「章を選択」の項目しかないので、どうやったら続きから進めるのかわかりにくい
    • 『名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜』のプレイデータ引き継ぎをしたがタイトル選択に「はじめから」しかなかったの
    • ので、「あれ?じゃあこれ結局初めからしかできんやん」と勘違いして最初からプレイした(「章を選択」にクリアした章とその1つ先の章が選択できたみたい)
  • 会話がBで進まない
    • Aを押してから相手がこっちを向くまで会話が始まらない
    • 会話が物語のメインのシステムのはずなのにその会話でストレスを感じるのはまずい
  • ムービーがスキップできない
    • ムービーがゲームのメインだからわかるっちゃわかるけど、スキップしたい時もあったし、一度見たやつ(まさにセーブデータ引き継いだところとか)はスキップできて欲しかった
  • 捜査リストが見にくい
    • 間違えてピカチュウをタッチしたときに毎回映像が流れてじれったい
  • 初登場ポケモンはいちいち説明見ないといけないの・・・?
    • これもスキップ機能が欲しかった。同じポケモンでも性格が違うものは2度見せられたりした
    • ゲームにおいて重要な「快適さ」が欠けていた
  • キャラが近くに複数いる時に意図した相手と会話するのが難しい
    • 間違えて会話しちゃうことが多々あった
  • 移動めんどくさい

所感

とまぁこんな感じです。まとめると「プログラムもっと頑張れ」ですね。スタッフロールを見たところ、デザイナーやシナリオは多い反面、プログラマーの数が少ないように感じました。(と言ってもプロジェクトの規模感とかそういうの全く知らないけど。)

せっかく良いモデルやストーリーができても、プログラマがそれをちゃんとゲームに落とし込まなければ、面白さが半減してしまう。という教訓を体現したような作品だった。

細かいところに目がいかないというかなんというか・・・

ただ、本当に3DSでボイス付き高グラフィックのゲーム体験ができるのはすごく良いと思いました。ただ、やっぱり全体を俯瞰すると詰めの甘さというか、プログラムの「これでいいだろう感」が見えてきてしまったのが非常に残念でした。

良くも悪くも小さい子向けのゲームなんだなぁと。

評価

評価基準 評価 備考
グラフィック ★★★★☆
ボリューム ★★☆☆☆
操作性 ★☆☆☆☆
ゲームバランス ★★★☆☆
独創性 ★★★★☆
総評価 ★★★☆☆