ピクサー流 創造するちから
こんにちは、最近英語学習と見せかけてTEDで面白い放送を観まくっているたけちです
そんな中でこんなプレゼンを見かけました
私はピクサー作品が前前前世から大大大好きなのでこれを観ない手はありません
内容は割愛しますが、ピクサーのアニメーション制作において重要な光の表現(ライティング)の探求についての話でした。「あぁ、自分もピクサーとかすごい企業ですごいことしてTEDで発表したいなぁ」なんて漠然と思うだけ思った後、すこし考えて、(ピクサーってどんな会社なんだろう)という疑問を持ち始めました。
自分が入ることは無理だけど、どんな企業か知ることで同じ熱意を持って働けるかもしれない。
子供じみた理想論を抱くのがすきなたけちなので、すぐにピクサーのことを調べ始めました
ネットに流通する無限の情報の中から適切なものを選択するだけのリテラシーはないたけちなので、気がつくとAmazonで「ピクサー」と検索していました
そこで出会ったのがこの「ピクサー流 創造するちから」(エド・キャットムル著)です
この本はエド、ラセター、ジョブズの3人がどんな思いでピクサーを築き、多くの失敗や困難を如何にして乗り越えたのか?その原動力、力の根源は何か?ということが事細かに全て記されているといっても過言ではありません
そんな書籍の中で、名言だと思う部分を引用しつつ、自分の感想を述べたいと思います。
人を雇うときは自分よりも頭のいい人を雇うと決める
自分より優れた人を入れたら自分が虐げられてしまうのでは?と思う人はまだまだです(私です) 自分の不安感を無視することで、有益な選択をすることができ、結果、それが功を奏することの方が多く、不安には根拠がないことに気づいたという話です。素晴らしい
より安全な道を選ぶことが必ずしも良い結果を生むとは限らない
ジョンラセターは生まれながらの夢追い人でした。夢を追いすぎてディズニーでの職を失いかけ、ピクサーでともに仕事をするようになったというのが、ラセターがピクサーに入社した理由でした。自分のやりたいことを追求することが社会的地位を落とすような選択だとしても、自分が本当に素晴らしいと思うことを全力で探求していれば、それほど悪いことは起きないのだと考えていたのでしょう。
私にはとうてい真似できません。だって今の環境ってすごく大事だもの。それを壊さなきゃならない状況にたっった時、自分だったら「私が間違っているのではないか」って考えますもん。
でもこれからは見習って、自分の中の「良いと思うこと」を信じてみようと思います
美術的な技巧を懲らそうとも、物語さえしっかりしていれば、視覚的に洗練されているのかなどは関係のないことだという
1986年2月のある月曜の朝に締結され、威勢のいい小さな会社、ピクサーアニメーションスタジオ誕生
無知と旺盛な成功欲求との組み合わせ以上に、短期間での学習を促すものはない
自分たちの理想を貫いて成功する。これ以上の喜びはない
ピクサーは、変化、リスク、未知を尊重し、創造の仕方を考え直そうとする素晴らしい社員に溢れている ピクサーが大切にしている原則は
「物語が1番偉い」そして「プロセスを信じよ」
これは、クリエイティブな仕事に失敗や挫折はつきものだが、歴史のあるプロセスにしたがって行動すれば切り抜けられると信じて良いというものです。そしてこれは「見通しが暗いように思えても、とにかく先へ進め」という歴史からの啓示なのだと考えていたのでしょう。また、技術がいかに優れていても、それを前に出してしまったら物語は死んでしまう。あくまで一番に物語があって、それを最大限魅力的に表現するために技術があるのだ。ってことですね。
本音を語るのは難しいことだが、創造性を求められる会社では、それがいいものを作る唯一の方法だ
あなたの会社では、自分の意見を正直に語れる場がありますか?ピクサーではブレイントラストといって、自分の考えを前面に出す機会が全員に与えられているそうです。時には喧嘩のような言い合いもあるといいます。しかし、そういうぶつかり合いの中でこそ本当に良いものは生まれるのではないでしょうか?
「まだ大きな問題が起こってない」→「それが一番危険だ」
できるだけ早いうちに失敗することで対策を練ることができます。
道は選ぶだけではだめで、進まなければ意味がない。だがそうすれば、歩き始める前には見られなかった景色が見えてくる。見たくないこと、惑わされることもあるかもしれないが、よく使う言い方をすると、「その近所を探索する」ことができる。ここで重要なのは、たとえ間違った場所に出たとしても、まだ正しい場所へ向かう時間があることだ。いろいろ考え、その道を選んだことは無駄にはならない。見た景色が求めていたものと違っていたとしても、そこで自然に得たアイディアは今後きっと役に立つ
勉強方法を決めるだけで満足して実際に勉強していない私には痛い話です
失敗する可能性のあることに取り組むのが、本当に創造的な企業なのだ
失敗の責任から誰一人逃れようとせず、犯人探しをせずに、いや、常に自責の気持ちで取り組むことが大事なのだ
だいたい誰かのせいにする、犯人探しをして責任を取らせる日本社会ではなかなか持ち得ない意見だと思いますが、確かに、誰もミスしたくてしてるわけじゃないんだからそこは支え合いなんですよね。海外企業はみんなこんな感じなのでしょうか?
プレッシャーで押しつぶされそうになったら、ダメなポイントを細かく出してみる。すると、ほとんどの問題が2つか3つの根本的な問題に集約されていることに気づく。思ったよりひどくなかったと。もうダメだと悲観的になるよりよっぽどよかった
人は、隠れて見えないものがたくさんあることを認識しなければいずれ怪我をする。見えないものを認め、今この瞬間にも5センチの出来事が山のように起こる。そうした出来事に良くも悪くも影響されているという事実を受け入れる。自分の人生や事業が目に見えない多くの要因によって決定づけられてきたこと、そしてこれからもそうであり続けることを理解するところから始まる。
努力によって先入観は捨てされる
反省会の重要性 自分のどこが優秀でないのかを知る機会として学ぶことの大きい機会を得ることができる 行う理由5つ
- 学んだ教訓を集約する
- 水平展開する
- わだかまりを残さない
- 反省会の「予定」が反省を促す
- 次につなげる
自分の行いを反省すること。優秀な人ほど自分を省みて次に活かすんですね!
映画の収入が良かった時に必要なことは社員への「報酬」と「ねぎらい」 ジョブズらは、その開発に関わった全ての社員の元へ行き、握手をしてボーナスを渡す そうすることでどれだけ貴重な存在かを社員に理解してもらえると信じている
スティーブとジョン、そしてエドは、その情熱の激しさ故に意見をぶつけ合い、苦闘し、どれほど不快な状況に陥っても、一緒にやっていこうという覚悟を決めていた
そう言い残して、彼は亡くなりました。そして、彼は彼が達成したかった目標である
・アップルの将来を確固たるものにするために多数のアイテムを世に出す
・ピクサーの持続的発展を維持するための策を用意する
・息子が高校を卒業するのを見届ける
これらすべてを達成したそうです・・・
ジェットコースターは止まり、よき友は降りていった それにしても、なんたるスリルをともに味わってきたことだろう。たまらなく素敵な旅だった。